ここ最近、アミューズメントやBARなんかを中心にどんどん設置数が増えてきているエレクトリックダーツ。
本来ダーツってのはコルク状のボードに先端が針になった矢(矢そのものをダーツと呼びます)
を投げて点数を競うものなんですが、エレクトリックダーツはその点数計算を全自動でやってくれる
便利モノ。加えてこのゲームには先端がプラスチックになっているソフトチップダーツを使用し、
安全面への考慮もなされている。

 

そもそもダーツってどんなもんよ?ってところから説明していきますね。

ダーツボードはどこかしらで目にしてると思うので、特に珍しい物ではないと思います。
このボード内には無得点部分も含めて63の得点ゾーンに分かれています。
円の外側に書いてある点数を基本として、最外側のリングが基本点の2倍、内側のリングが
3倍の得点になります。図の白いゾーンは外側に記してある点数がそのまま入ります。
また、的の中心部分も2つの得点ゾーンがあり、この中心のことを”ブル”と呼びます。
図の緑部分がシングルブルで25点、更に中心のダブルブルは25+25点で50点になります。
1投で最も高得点が得られるのはトリプルの20(60点)になるのがわかると思います。

単純に中心を狙うのではなく、ゲームによって狙い所は様々。また、試合になると
相手選手との駆け引きも重要になってくる非常に奥の深いスポーツなのです。
ただ、駆け引きが必要になってくるほどのレベルになるには相応の練習が必要です。
ここで紹介するのはあくまでゲームのスペクトラムです。まずはダーツそのものを楽しむことが先決。
流行ってるみたいだからちょっとやってみようかな程度で十分だと思いますよ。
※図は日本ダーツ協会ホームページからの引用

 

冒頭でもお話した通り、ダーツにはハードダーツとソフトダーツがあります。
写真はポイント(ソフトダーツではチップと呼ぶこともあります)が尖っていますが、
ゲームで使用するダーツの先端部分はプラスチック製で先端が丸くなっています。
ダーツは上記のように4つの部品から構成されていて、全てバラバラに分解することができます。
各パーツを各自で好きな様に付けかえることができるので、自分好みの
ダーツを作ることができるのです。この要素も最近のブームに一役買っている気がします。
…俺がそうだし(爆

上記部品の中でバレルだけは単品で販売されていません。ここがダーツの心臓部分にあたるので、
ダーツセットを買う=バレルを買うと考えても間違いではありません。
バレルとフライトを繋ぐシャフトはダーツ全体の重心を決める部品でもあります。
また、フライトも様々な大きさ形があり、ボードに刺さった時の角度を調整する役割も担っています。
シャフト及びフライトは実に豊富な種類が単品で購入可能なので、難しいことは考えず、
これもまた自分の気に入った色やデザインで決めるのもアリなんじゃないでしょうか。
…俺がそ(略

ボードの設置はブルの中心が床面から173cm(俺の身長マイナス1cmと覚えた)、
ボード全面からスローイングラインまでの距離が237cm(旭川〜富良野間の国道って覚えた)
と決められています。いるかどうかはわかりませんが、家庭でダーツをやる時も
普段からこの寸法を守ってプレイしておけばいざと言う時に感覚が違って戸惑うこともないでしょう。
スローイングラインは最低でも61cm以上とされています。ダーツボードはプレイングエリアの最外縁
が13.2インチ(1インチ=25.4mm)のものが公式サイズですが、スペクトラムは
ビギナー向けなのか、およそ40cm程あるようです。実際に市販されているエレクトリックダーツの
ほとんどが公式サイズを採用しているので、(てか、スペクトラムサイズってのを見たことがない)
家庭で練習する際はこちらのサイズを使用した方が良いと思われます。

どちらがプレイし易いかは一概には言えません。ブルの位置こそ同じになりますが、
公式サイズの方が的が小さくなりますし、逆にスペクトラムだとトリプル20等を狙う際、
公式サイズよりやや高い位置に投げなくてはいけなくなります。

 

さて、ここからはダーツの中でもソフトダーツ、特にスペクトラムについて語っていきます。

スペクトラムって何ぞ? 設置店舗情報

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